「PM2.5」は猛毒!?

ここ最近ニュースをにぎわせている「PM2.5」ですが、これは直径2.5μm以下の超微細汚染粒子の総称です。

特に多い成分として「硫酸塩エアロゾル」と呼ばれる物質があるそうですが、これは硫酸というきわめて強力な酸性物質(濃い塩酸のようなもの)が、ナトリウムやカリウムのような固体と結合して、これが気体の中を漂っている状態で、いわば“汚染物質のスプレー”みたいなものです。

これが人体の肺や気管支に入ってぜんそくなどの症状を悪化させたり、最悪の場合は心疾患のリスクも悪化させることがあるらしいです。

こういった微細な汚染物質を吸引しないためには、普通のマスクでは擦り抜けてしまうため、単純に考えると2.5μm以下の隙間しかないような、かなり特殊なマスクがないと困難なようです。

直径2.5μmというと髪の毛の直径の約30分の1ほどしかない小ささなので、いかに微細なことかがわかると思います。

花粉であればその直径はだいたい数10μmもあるので、通常のマスクでも防ぐことは可能ですが、2.5μmとなるとあまりにも小さすぎます。

そんな汚染物質が日本ではない他の国からやって来るのだから、こんな迷惑な話しはない!!と思いますが、悲しいことにどうすることもできないのが現状です・・・

このPM2.5は数年前に規制される前までのディーゼル車の排ガスに多く含まれていたそうで、当時のディーゼル車もかなり危険な汚染物質をバンバン排出していたのだと思うとぞっとします。

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