微細汚染粒子 PM2.5 とは?

花粉が飛び始める前だというのに、隣国からとんでもない大気汚染物質が日本にまで飛来しています。

大気汚染物質は様々な種類がありますが特に気をつけなければいけないのは、今回問題になっている「PM2.5」という微細汚染粒子です。

大気汚染というと主に空気中を漂っている空気みたいなものを思い浮かべますが、今回の汚染物質はしっかりとした“固体”が飛んできているようです。

PM2.5というのはその固体の直径が2.5μm以下の超微粒子で、硫酸などの強酸性物質を含んでいたり、とにかく人体に有害な物質なようです。

あまりにも微細すぎるので、吸引すると人間の肺や気管支にまで届いて、ぜんそくや肺炎さらには心臓疾患まで引き起こす可能性があるらしいです。

最近の研究では東北地方の蔵王山近辺などに冬季出現する“樹氷”に、このPM2.5の汚染物質が雪や氷とともに含まれているのではないかというデータが出ており、この樹氷が溶け出す春頃にかけては、汚染物質も雪解け水といっしょに山を流れて、周辺の動植物に悪影響を及ぼすのではないかと危惧されています。

大気中に漂っているだけなら一定の場所に留まるリスクは少ないのですが、冬の場合は大気中の物質でさえ雪や氷とともに付着してしまうので、そういったリスクが格段に高くなる可能性が高いのです。

逆に雨が降るような天気だと、大気中の汚染物質は水に含まれて地上に落ちていくはずなので、ある意味安心かもしれませんが・・・

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